#32 POV「想い出カフェ」 CくんとDくん
みなさんこんにちは、POV管理人です。
寒くなりましたよね。
私の知人が随分山奥に住んでいるんですけど、
日陰は既に「根雪」になっているようです。
みなさん、雪の季節ですから、車の運転や
チャリ、歩行、気をつけて下さいね。
さて今日の
POVは
「想い出カフェ」
元塾生のCくんとDくんについてのお話しでした。
*************************
とある土曜日の午後。中3生特訓授業を終えて一息
ついていたときに、懐かしい顔の青年が尋ねて
きました。
それは、高校生になっていたCくん。
彼は線が細い、いわゆる不登校気味の中学生でした。
不登校気味の子は、どうしても、選に漏れる可能性
が高くなります。でも、私は「不登校=広域通信」
という選択をすぐにはさせません。
親御さんの負担が大きいので、その選択は最後に
とっておきたいと思っています。
だから口の重いCくんには、思いつくあらゆる手段を
アドバイスしました。それで彼は高校進学を決心
しました。
そんなCくんが、何の前触れも無く塾にやって来たん
です。自分以外の人間の心配を胸に抱えて。
Cくんは、学校にちゃんと行っていること、電車の中
では友達とおしゃべりしていること、いろんな報告を
してくれました。
そしてCくんは言いました。
『俺と同じ中学のDって、最近塾来てる?』
Cくんの家の近所に住む、1つ年下で幼なじみのDくん
のこと。
『それが つい最近塾やめたのよ。』
すると、Cくんはうつむいてしまいました。
『何かあったの?』
『学校・・・行ってないんだ。前の俺みたいにさあ。
もし塾だけでも来てたら、塾頭から言って貰いた
かったんだ。』
友達の事を心配して、自分に出来る事を考えていたCくん。
大人になったなぁ・・・・。
***************************
自分の過去を見つめなおすって難しいですよね。
過ちだったり後悔だったり、振り返りたくない過去は
誰にでもあるものです。
それを実行したCくん。
しかも人を助けるために。
親の知らないところで、子どもは立派に成長していくんですね。
人を思いやる事が出来るようになったら、もう大人ですね。
さあ、今日の
E-Wordです。
「大切な人を思いやることは、
自分の心を豊かにする。」
番組に関する意見・感想お待ちしています。
ブログトップの「オーナーへメッセージ」からお寄せ下さい。
【次回予告】
POV「今さら聞けないシリーズ」
〜高校受験用語〜
『倍率』についてです。
受験を控えるみなさん、一言に倍率といっても
色々あるんですよ。しかも分析も出来ちゃうんです。
次回放送は12月17日です。
それではまた来週、おったのしみに~。
関連記事