#32 POV「想い出カフェ」 CくんとDくん

POV管理人

2010年12月10日 11:24

みなさんこんにちは、POV管理人です。

寒くなりましたよね。
私の知人が随分山奥に住んでいるんですけど、
日陰は既に「根雪」になっているようです。

みなさん、雪の季節ですから、車の運転や
チャリ、歩行、気をつけて下さいね。


さて今日のPOV「想い出カフェ」
元塾生のCくんとDくんについてのお話しでした。

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とある土曜日の午後。中3生特訓授業を終えて一息
ついていたときに、懐かしい顔の青年が尋ねて
きました。

それは、高校生になっていたCくん。

彼は線が細い、いわゆる不登校気味の中学生でした。
不登校気味の子は、どうしても、選に漏れる可能性
が高くなります。でも、私は「不登校=広域通信」
という選択をすぐにはさせません。

親御さんの負担が大きいので、その選択は最後に
とっておきたいと思っています。

だから口の重いCくんには、思いつくあらゆる手段を
アドバイスしました。それで彼は高校進学を決心
しました。

そんなCくんが、何の前触れも無く塾にやって来たん
です。自分以外の人間の心配を胸に抱えて。

Cくんは、学校にちゃんと行っていること、電車の中
では友達とおしゃべりしていること、いろんな報告を
してくれました。

そしてCくんは言いました。


『俺と同じ中学のDって、最近塾来てる?』


Cくんの家の近所に住む、1つ年下で幼なじみのDくん
のこと。


『それが つい最近塾やめたのよ。』


すると、Cくんはうつむいてしまいました。


『何かあったの?』


『学校・・・行ってないんだ。前の俺みたいにさあ。
 もし塾だけでも来てたら、塾頭から言って貰いた
 かったんだ。』


友達の事を心配して、自分に出来る事を考えていたCくん。
大人になったなぁ・・・・。

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自分の過去を見つめなおすって難しいですよね。
過ちだったり後悔だったり、振り返りたくない過去は
誰にでもあるものです。

それを実行したCくん。

しかも人を助けるために。


親の知らないところで、子どもは立派に成長していくんですね。
人を思いやる事が出来るようになったら、もう大人ですね。



さあ、今日のE-Wordです。


「大切な人を思いやることは、
      自分の心を豊かにする。」


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【次回予告】
POV「今さら聞けないシリーズ」
〜高校受験用語〜
『倍率』についてです。

受験を控えるみなさん、一言に倍率といっても
色々あるんですよ。しかも分析も出来ちゃうんです。


次回放送は12月17日です。
それではまた来週、おったのしみに~。

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